気軽に大人の絵画教室04
塗る練習をします
塗る練習はもうしましたよね
15センチ四方位の四角やら色々な図形やら。沢山遊んだ人も、まあちょっとやった人もいるでしょうが、鉛筆を使う練習をして頂きました。やってない人はやってからここに来て下さい
塗る練習ってのは、ただ闇雲に塗りつぶすのではなく、どの様に塗るかを決めて、その様に塗る練習です
図「塗る枠」を見て下さい。9個の四角があって、線で繋がっていて、①から⑨まで番号が振ってあります
①は、塗らないで白のままで
②は、力の限り真っ黒に塗って下さい
③は、①②の間にあってそれぞれと線で繋がっています。①より濃く②より薄く、出来れば中間位の濃さに塗ります
④は、②と③の間というか横というか、間に入れなくて左にはみ出した感じでそれぞれと線で繋がっています。③より濃く②より薄く塗ります
⑤は、①と③の間というか横というか、間に入れなくて右にはみ出した感じでそれぞれと線で繋がっています。①より濃く③より薄く塗ります
⑥は、①より濃く⑤より薄く
⑦は、⑤より濃く③より薄く
⑧は、③より濃く④より薄く
⑨は、④より濃く②より薄く
これで8個の枠を異なった階調で塗り分け、9段階の階調を作りました
図「塗った」が結果です
中間位の濃さというのが結構難しいです。斑にもなりますし、なかなか上手く行きません。私は3Bの鉛筆で塗りました。真っ黒はまあ良かったですが、明るい側の⑤⑥などは軽くそっと塗ったのですがご覧のとおりです。皆さんも頑張って下さい。Hとか2Hとか芯の硬い鉛筆でやると明るい側は楽だと思います。何本か鉛筆を買いそろえた方は、横が3センチ縦が2センチ位の升を縦に11個連ねたのを作り、一番上が真っ白、一番下を真っ黒に塗りつぶし、間の9個の升を白から黒へ段々と変化していくように塗ります。其れを柔らかい鉛筆、中間の鉛筆、硬い鉛筆と並べてやります。鉛筆のことが少し解ったような気がします。ほんとか?
何で、こんな事しなくちゃいけないのよ
左の手のひらを見て下さい。其れを親指を中に入れないでぐうっと握って下さい。多分、中指と薬指が手のひらにくっついている辺りが、一番暗い陰になっていると思います。一番明るい所は何処ですかね。光源が何処にあるかに因って、それぞれ違うとは思います
これを紙に鉛筆で描くとします。見えている一番明るい所を何も塗っていない白、一番暗い陰の所を塗りつぶした黒にして、ここより明るい、あそこより暗い、というふうにずっと塗っていくと、左の握り拳が描き上がります
赤かったり青かったり透けていたりと解りにくいですが、世の中の物は様々な階調の変化の連なりによって形作られ、見えています。たぶん
次は描く練習というか、見る練習というか